FX取引の基本知識4 注文方法について

FXの注文方法

成行指値逆指値が基本的なFXトレードの注文方法になります。これらを応用して組み合わせた注文方法が、IFDOCOIFOCOになります。初めてFXに取組方にとっては聞いたことがない専門用語でしょうが、この注文方法を知らずに取引を始めるのは危険です。それぞれの注文方法の使い方と特徴を十分理解しておきましょう。

成行注文(なりゆきちゅうもん)

成行注文は、価格の指定をせずに注文を出してすぐに成約できる価格で買いもしくは売りをするよう注文する方法です。注文を抱いた時点ですぐに成約するので、今すぐ取引を成立させたい時に使う注文方法です。注意点としては、相場が急変している最中の成行注文は想定していた約定価格から大きく乖離するリスクがあります。

指値注文(さしねちゅうもん)

指値注文は、現在の価格より有利な価格で売買する時に使用する注文方法です。例えば、現在の価格が100円だとして、99円になったら買いの注文したい場合、99円の指値で買い注文をします。99円で買いポジションを持ち100円になった時決済して利益確定したいという場合に使います。ただし、躍如するかどうかは、相場の変動次第で結局成約せず取引機会を逃す結果もあります。

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

逆指値注文は、現在の価格より不利な価格で売買する時に使用する注文方法です。例えば価格が現時点よりも高くなったら買う、現時点よりも安くなったら売るという注文です。現在の価格より有利な価格になれば売買する指値注文とは逆の注文方法となっていることから逆指値と呼びます。成行・指値と比べて少し複雑な使い方をする注文方法と言えます。

逆指値注文の使い方には、損切り利益確定新規エントリーの3種類があります。

損切り(ストップロス)

買いでエントリーした場合、相場が逆に動いた際に損失を限定させるために使う注文方法です。例えば、100円で買ったがその後価格が下がり損失発生となった場合、価格が99円まで下がったら諦めて売り決済をしたい(損切り)という場合に使用します。ストップロスを99円に設定するといいます。この「損切り」が額指値注文の一般的な使い方です。

利益確定(利食い)

買いでエントリーした場合、順調に相場が上昇した後に下がって来たようなケースで、ある程度利益が確保できる水準まで下がったら売るという注文を出す場合に使う注文方法です。例えば、100円で買って102円まで上昇したが、その後下がりはじめ利幅が減少してきた時、101円まで下がれば利益確定の売り決済をするといった注文方法です。これは、利益を守るための利益確定(利食い)注文ということになります。

新規エントリー

レンジ相場からトレンド相場に転換する際、一気に上昇または下落する場面があります。これをブレイクといい、このブレイクを狙ったエントリーに逆指値注文を使います。例えば99円から100円のレンジで推移している相場で100円を上に抜ければ一気に上昇(ブレイク)しそうだと読んだ場合、100円になったら買いという逆指値注文をしておきます。価格が100円になったら自動的に買いエントリーされますので、予想通り相場が上昇すればブレイク後の大きな利益を狙えます。

IFD(イフダン)注文

IFD注文とは、「新規注文」と「決済注文」の2つをセットで出す注文方法です。例えば、「100円になったら買い(新規)、101円になったら利益確定(決済)」というような注文の出し方をします。逆に、損切り注文をすることもできます。IFDの特徴は、最初の新規注文が約定しないと2つ目の(利益確定・損切り)の注文は発生しないことと、決済は利益確定か損切りのどちらか一つしか選べないことです。

OCO(オーシーオー)注文

OCO注文は、利益確定と損切りの二つの注文を同時に出す注文方法で、どちらかが成約したらもう一方はキャンセルになります。例えば、現在100円で買ったポジションを持っているとします。その後、「101円になったら売り(利益確定)、99円になったら売り(損切り)」というような注文の出し方をします。

IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文

IFDOCO注文は、IFDとOCOをセットにした注文方法です。例えば、

  1. 100円になったら買い(指値)でエントリー
  2. エントリー約定後、101円になったら売り(指値)
  3. エントリー約定後、99円になったら売り(逆指値)

の3つを新規注文時に同時に設定できるのです。1の新規エントリーが約定しない限り、2・3の注文は有効はにならず、2もしくは3いずれかが約定すれば約定しなかった注文はキャンセルされます。また、逆指値注文でのエントリーでも使えます。

その他、IF会社独自の注文方法もあります。

上記の注文法が基本となりますが、FX会社独自の注文方法も設定されていることがあります。私が使っているヒロセ通商LIONFXでは、「ストリーミング」という注文方法があります。これは、成行注文をアレンジしたもので可能な限り表示相場に近い価格で注文を可能とするもので変動幅を設定することでそれ以上の価格差では約定しないようになっています。マネックス証券には、「オートレール(複合注文)」という注文方法があります。これは、簡単な設定で持続的・自動的に、FX取引が行われる自動注文方式をとっています。このように会社独自の注文方法もありそれらをうまく活用することでFXの取引効率を上げることができます。