FX取引の基本知識8 ファンダメンタルズ分析

FXトレードの分析手法

テクニカル分析の基礎知識

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ファンダメンタルズ分析の基礎知識

ファンダメンタルズ分析は、経済状況や各国の金融政策の動向を分析して相場の流れを予想する分析手法です。一言に経済状況や各国の金融政策の動向を分析すると言っても様々な経済指標や政策がありその関連性などを考慮すると複雑に絡み合い、実際には正確に予測することは大変困難なものといえます。しかしながら、ピッタリと予測することが難しくても大きな相場の流れや方向性を予想するのはそれほど難しくは無いのです。

過去の経験則から積み上げられた知識によって、こういった経済指標や財政政策が発表されれば相場がどのように動くのかがある程度パターン化されており、それを当てはめて分析することである程度の相場の方向性を誰でも知ることは可能なのです。テクニカル分析でトレードをしながらもファンダメンタルズ分析もサブ的に取り入れることでトレードの勝率アップに繋がるのです。

ファンダメンタルズ分析に必要な要因

  • 金融政策
  • 財政政策
  • 経済指標
金融政策

金融政策は、中央銀行が経済を支えるために実施する金融面での政策です。主に政策金利の引き下げや引き上げ、国債の買い上げなどです。世界各国に中央銀行はありますが、注視すべきなのは、アメリカ・ヨーロッパ・日本です。要は、米ドル・ユーロ・日本円の三大通貨の動向をおさえておけばいいのです。

■ 押さえておくべき金融政策

  • 米国 : FOMC
  • 日本 : 日銀金融政策決定会合
  • 欧州 : ECB理事会
財政政策

財政政策は、国の経済を改善させるための政策政府がインフラ投資などの支出を行うなどがあります。景気が悪化している局面では、景気浮上のため経済を刺激する積極的な財政支出を行います。景気加熱時には、財政支出を絞る方向に向います。

経済指標

■ 重要な経済指標

  • 米雇用統計
  • 米CPI(消費者物価指数)
  • 米小売売上高

雇用統計は、毎月の第一金曜日に発表される一番重要な経済指標です。発表直後のチャートは激しく動くため月に一度のイベントとして市場はお祭り騒ぎになります。CPI(消費者物価指数)は、インフレ率を示す重要な指標です。物価下落⇒利下げ⇒ドル金利低下⇒ドル安・物価上昇⇒利上げ⇒ドル金利上昇⇒ドル高といったシナリオに繋がります。小売売上高は、消費の強弱を表し経済の温度を示します。消費の落ち込みは景気の悪化、消費の上昇は好景気と判断できます。

為替相場に及ぼす影響は・・・

例えば、アメリカで大規模インフラ投資が発表されたとします。これにより米国景気の上昇⇒株が上がる⇒米国にマネー流入というシナリオが予想されドル高圧力が高まります。結果、ドル高円安の流れとなるでしょう。

リスクオンとリスクオフ

リスクオン・リスクオフは、FXトレードの判断に役立つ大事な考え方なのでポイントを押さえておく必要があります、

■ リスクオン 
投資家がリスクを取ってもリスクの高い資産へ投資しようと思う状態。「リスク選好」「リスク志向」

  • リスクオンの要因
    • 景気回復
    • 金融緩和
    • 金融危機の回避
    • 経済成長の見込み
    • 地学的リスク不安の後退・解消(テロ・戦争・天災など)
  • リスクオン時の現象
    • 株高
    • 高金利通貨高(トルコリラなど)
    • 世界経済に連動しやすい通貨高(豪ドルなど)
    • 米ドル売り
    • 円売り
    • 国債売り(長期金利上昇)

リスクオンの場合は比較的リスクが高い資産、つまり高金利通貨に資金が向きやすくなります。

■ リスクオフ
リスクオフは、市場の危険度が高くなり投資家がリスクを取りたくない状態。「リスク回避」

  • リスクオフの要因
    • 景気悪化
    • 金融引締
    • 金融危機
    • 経済成長の先行き不安
    • 地学的リスク(テロ・戦争・天災など)
  • リスクオフ時の現象
    • 株安
    • 高金利通貨安(トルコリラなど)
    • 世界経済に連動しやすい通貨安(豪ドルなど)
    • 米ドル買い
    • 円買い
    • 国債買い(長期金利下落)

リスクオフの場合は、比較的リスクが低い資産である国債とか米ドル、日本円などに資金が向かいやすくなります。